スドウは東京葛飾発の下町ブランドです。世界でたった一つのランドセルを作ることができるオーダーメイドランドセルが人気で、大手メーカーのように大々的に宣伝しているわけではありませんが、品質やコスパの良さからひそかに注目を集めるランドセルメーカーです。
この記事の目次
スドウ(有限会社スドウ)の詳細
有限会社スドウは昭和38年創業の老舗ランドセルメーカーで、創業当初より革素材を用いたランドセルや鞄を製造しています。東京都葛飾区にある小さな工房で、「末永く使える丈夫で良質なランドセル」を熟練の職人が一つ一つ手作りで仕上げています。
ランドセルの購入時期になると工房は親子連れでいっぱいになるほどの人気ぶりで、特に人気のオーダーメイドランドセルは受注後に製造にとりかかるため、工房はフル回転状態。従業員10名の少人数で製造しているので、展示会を開催する余裕がないそうです。スドウのランドセルを背負ってみたい方は店舗まで行く必要がありますが、遠方の方には革のサンプル(無料)を送ってくれます。
スドウでランドセルを買った人たちの口コミ
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スドウのランドセルの特徴・詳細
スドウのランドセルは子ども好みの刺繍や装飾が入ったランドセルではなく、6年間使うことを考えた丈夫で使いやすいランドセルです。
こだわり抜いた背当て構造
背あては子どもの成長を考えた脊髄を守る特殊な構造になっています。T字型に裁断された革にソフトウレタンを包み込み、背骨を優しくガード。背中の適度な隙間が通気性を確保し、背中のムレを防止する役目も兼ね備えています。
全て本革製ランドセル
スドウの素材は「コードバン」「牛革」の本革のみです。コードバンはツヤの有無を、牛革は17色の豊富なカラーバリエーションの中から選ぶことができます。
型崩れしない丈夫な造り
大マチなど負荷のかかりやすい部位の補強材には「ポリカーボネイト(PC)」という芯材を使用しています。コシと柔軟性があり、屈曲強度や復元性に優れているため、とても型崩れに強い素材です。また、一般的に使われる樹脂(TF)よりも軽いので、ランドセルの軽量化にも繋がります。
スライド背カン
スドウで採用している背カンは、肩ベルトの付け根部分の幅を自由に伸び縮みさせるスプリング機能がついています。左右別々に動くので体が大きくなっても、冬場に厚着をしても窮屈さを感じません。
雨に濡れても安心の撥水加工
ランドセルの革の表面(本体・背裏・かぶせ裏)には雨や汚れ、耐傷性に優れたウレタン撥水加工が施されています。本革は水に弱く、手入れが面倒と心配されますが、6年間使うことを考えて加工されていますので、雨に濡れたときは乾いたタオルで拭きとるだけの簡単お手入れで十分です。
総マチ幅18センチのたっぷり収納
メインスペースは大マチ幅12㎝とA4フラットファイルがまっすぐ収まる十分な横幅が確保されています。また、小マチ幅は5㎝、前ポケットは1.5㎝あるので、教科書や体操服、小物までたっぷり収納することができます。
スドウで販売されているランドセルシリーズ
スドウでは「レギュラーランドセル」「カラーランドセル」「オーダーメイドランドセル」の3種類のランドセルが販売されています。
レギュラーランドセルの詳細&特徴
牛革 | コードバン | |
---|---|---|
価格 | ツヤあり59,000円(税込) ツヤなし57,000円(税込) |
ツヤあり81,000円(税込) ツヤなし79,000円(税込) |
重量 | 約1,430g | 約1,450g |
カラー | 黒・紺・茶・赤・ピンク・ジェンダーレッド | 黒・赤 |
コスパに優れた定番ランドセルです。素材には牛革・コードバンを使われ、内装には本豚革(ピッグスキン)が使用されています。豚革は脂分が多く含まれているため、摩擦に強く、ランドセルの内装に最適です。一般的なランドセルの内装はほとんどが合皮皮革なので、本豚革を使用しているのはワンランク上のランドセルと言えるでしょう。
2023年度モデルより、スムースタイプの茶色が新登場!落ち着いた雰囲気にこだわり、ツヤを抑えた仕上がりとなっています。
カラーランドセルの詳細&特徴
素材 | 本体:牛革、背当て・バンド裏:ソフト牛革、内装:本豚革 |
---|---|
重量 | 約1,450g |
カラー | キャメル・マロン・ダークブラウン・ピンク・レッド・オレンジ・イエロー・ダークグリーン・ダークブルー・ブルー・ベビーブルー・ホワイト・ダークグレー・ブラック・パープル・ダークパープル・プルシアンブルー |
カラフルな17色の総牛革製ランドセルです。他メーカーにはない特殊なカラーが豊富にそろっています。背あてにはソフト牛革、かぶせ裏には黄色豚革、内装は黄色合皮皮革が使用されています。
オーダーメイドランドセルの詳細&特徴
背あてやバンド裏、かぶせ裏、ステッチ、内装、コバ、背カンの色などを選び、自分だけのオリジナルランドセルを作ることができます。受注後に一つ一つ手作りで仕上げるため、1シーズンでの生産量に限りがあり、発送までは3~5ヶ月ほどかかります。
2023年度モデルは2/1(火)受注受付開始、受付締切は7月末頃までとなっています。
スドウのランドセル取扱店
- スドウの工房
- スドウのショッピングサイト
スドウは基本的にはインターネット注文ですが、工房へ直接行って購入することもできます。工房系ランドセルは人気があり、スドウも年々完売が早まっているので、気になる方は早めの購入をおすすめします。
スドウのランドセルまとめ
スドウは展示会を開催していないので、実物が見られるのは東京都葛飾区の工房のみです。背負い心地や使いやすさを試すことはできませんが、生地や糸のサンプルを請求(無料)することができます。(素材に限りがあるため、生地サンプルは必要なカラーのみ)
2021年06月19日
2019年10月30日