女の子向けのランドセルは、デザインのバリュエーションが非常に豊富です。おしゃれを意識し始める女の子が6年間使うので、毎日ルンルン気分で背負えるランドセルを買ってあげたいですよね♪
そこで「かわいいランドセルを買えば大丈夫!」「とにかく展示場へ行ってみよう!」といった考えだと失敗します。
ランドセルの本質は「6年間満足に使えるのか」「荷物を背負いやすいのか」といったことなので、かわいさだけではなく素材・保証・機能性などもチェックしましょう。展示場や通販サイトでは分からないことが多いので、ランドセルの選び方を間違えると数年でボロボロになってしまいます。
色々な思いを込めてランドセルを買うのですから、入学式から卒業式まで愛着を持って背負って欲しいものです。この記事では「ランドセルの売上数」「ランドセルとしての総合的な仕上がり」「先輩ママ達のクチコミ」などで評価した、女の子のランドセルランキングをご紹介します!
この記事の目次
2021年最新!女の子向けのランドセルランキング
ついついデザインに目が行ってしまいがちですが、ランドセル選びで絶対に妥協してはならないのは以下の3点です。
- 信頼できる素材・製法なのか
- A4ファイルが余裕を持って入るのか
- 6年間の保証がついているのか
このランキングは、これら全ての基準を満たしたランドセルのみを掲載しています。
あとは商品の「良い点」「悪い点」を確認し、最終的に購入者のクチコミを見て頂くことで、ランドセル選びに失敗することはありません!
セイバン(天使のはね)モデルロイヤル・ベーシック








モデルロイヤル・ベーシックの悪い点
- 周りと被りやすい
- シンプルなわりに価格はやや高め
モデルロイヤル・ベーシックの良い点
- セイバン定番人気シリーズ
- 機能が充実している
- マチ幅約12㎝のたっぷり収納
- 安心の背負いやすさ
全てにおいてオーソドックスな品の良さが魅力のモデルロイヤルベーシックは、最小限のデザインで女の子らしさを演出した飽きずに使えるランドセルです。2020年度より、セイバンオリジナル素材「アンジュエールグロス」に変更され、収納力はパワーアップ!新色カーマインレッドとミルキーブラウンが追加され、新しく生まれ変わりました。
池田屋
シンプルステッチ








シンプルステッチの悪い点
- デザインがシンプル過ぎる
- かぶせ裏に時間割ポケットがついていない
- 反射材は別売り(シールタイプ)
シンプルステッチの良い点
- 雨カバーいらずの高い防水力
- 負担のかかる肩ベルトは牛革を使用
- 完全無料修理の6年間保証
池田屋のイタリア製防水牛革は、雨カバーの必要がないくらい高い防水力があります。あえて刺繍を入れずシンプルにしているのは、高学年になっても飽きずに使えるだけでなく、刺繍から雨や水が入り込まないように防水を徹底しているためです。6年間保証はどんな故障でも完全無料で修理してくれるので、元気いっぱいの女の子でも安心!
フィットちゃんロイヤルローズ・プルミエール








ロイヤルローズ・プルミエールの悪い点
- 数量限定で売り切れになりやすい
- 牛革並みの価格設定
- 新作モデルだから口コミが少ない
ロイヤルローズ・プルミエールの良い点
- 全機能搭載の最高級モデル
- 軽くて背負いやすいと好評
- 安ピカッ(反射材)で登下校が安心
プルミエールはロイヤルローズシリーズの最高級モデルで、フィットちゃん自慢の機能が全て搭載されています。特に車のライトに反射して光る安ピカッ機能は親御さんから好評!新作モデルですが、早くも人気急上昇です。
セイバン(天使のはね)ユアメイト・ボニー








ユアメイト・ボニーの悪い点
- 新作モデルなので口コミが少ない
- カラー展開は少なめ
ユアメイト・ボニーの良い点
- シンプルで落ち着きあるデザイン
- マチ幅12㎝のたっぷり収納
- 業界トップクラスの背負いやすさ
ユアメイトボニーは2020年度の新作シリーズです。装飾や刺繍はナチュラルに、温かい雰囲気を与えるデザインでイチゴと小花がモチーフとなっているので、高学年になっても幼稚さを感じません。セイバンのシリーズの中では5万円台と比較的安く購入できます。
LIRICO アンティーク








アンティークの悪い点
- 高学年になった時に飽きる可能性がある
- 市販のランドセルカバーが合わない
- 人気カラーは完売が早い
アンティークの良い点
- 周りの子と被りにくい
- デザインが個性的でオシャレ
- 数少ない半かぶせランドセル
リリコのランドセルは他のメーカーにはないヨーロッパ調のデザインが魅力的です。半かぶせタイプは販売数が少なく、リリコほどデザインにこだわっているものはありません。シャビーブラウンやフォレストグリーンが人気があります。
ふわりぃ
プラチナセレクト








プラチナセレクトの悪い点
- パール系カラーは汚れが目立ちやすい
- 高学年だと幼稚さを感じる
- パール系カラーが多い
プラチナセレクトの良い点
- 全機能搭載のハイスペックモデル
- ふわりぃ最大級の収納力
- コンパクトで大容量なキューブ型
- 360度全方向反射材
プラチナセレクトはふわりぃのシリーズの中で最も大容量なランドセルです。大容量でも本体が大きくならないよう縁をカットしたキューブ型なので、小柄な子も楽に背負うことができます。収納量が多いだけでなく、ふわりぃの自慢の機能をすべて搭載したハイスペックモデルです。
イオン
みらいポケット








みらいポケットの悪い点
- かぶせが浮いて隙間から雨が入りやすい
- 容量が多く、負担が大きい
- 前ポケットの開口部が狭く、使いにくい
みらいポケットの良い点
- 業界一の超大型収納
- ラインナップが豊富
- 店舗が多く、気軽に試せる
みらいポケットは荷物の量に合わせて、小マチの幅が3㎝から最大8㎝まで調節できる超大容量モデルです。ヘリをカットしたキューブタイプなので見た目はコンパクト、荷物をたくさん入れても楽に背負えるウィング背カンや立体裁断肩ベルトを採用しています。
セイバン(天使のはね)モデルロイヤル・クリスタル








モデルロイヤル・クリスタルの悪い点
- カラーによっては周りと被りやすい
- 価格は相場より高め
- 刺繍が多く、飽きやすい
モデルロイヤル・クリスタルの良い点
- 定番人気モデルだから失敗しにくい
- カラーバリエーションが豊富
- 業界トップクラスの背負いやすさ
- マチ幅12㎝のたっぷり収納
モデルロイヤル・クリスタルは女の子の大好きが詰まったお姫さまのランドセルです。かぶせやサイド、内装など細部までデザインにこだわり、天使のはねや3D肩ベルトなど機能性も充実しています。定番人気はビビットピンクですが、サックス系も人気があります。
ニトリキラ★ピカ








キラ★ピカの悪い点
- 見た目に高級感がない
- 年数がたつと劣化が目立ちやすい
- カラーバリエーションが少ない
キラ★ピカの良い点
- 4万円台で購入できる
- 好評のフィットちゃん背カン採用
- 老舗工場との共同開発
キラピカは69年の歴史ある国内老舗工場のカザマランドセルと共同開発した、数量限定の日本製モデルです。ニトリのランドセルの中では最も高いモデルですが、4万円台と低価格で、機能も充実しています。
土屋鞄牛革ベーシック








牛革ベーシックの悪い点
- 完売が早い
- 立ち上がり背カンではない
- 持ち手がついていない
牛革ベーシックの良い点
- 飽きのこないシンプルなデザイン
- 傷がつきにくく、目立ちにくい
- 背あてのカラーがオシャレ
土屋鞄の牛革ベーシックはシンプルでありながらも、鮮やかな背あてがアクセントとなった定番シリーズです。2020年度より、4/10~5/14まではすべての注文を受付するサービスが導入されたため、前年度よりもゆっくりランドセルを選べるようになりました。
女の子のランドセルって、何を重視して選ぶべき?
ランキングだけではピンとこなかった方の為に、ランドセルの選び方を業界のプロが解説します!
ランドセル選びで注目すべきポイントは以下の3つです。
この他にも「ランドセル選びで見落としがちな点」も合わせてご紹介しますので、慎重にランドセルを選びたい方は参考にしてください。
デザイン面でランドセルを選ぶポイント
女の子のランドセルは「色」「刺繍」「装飾」などが、男の子のランドセルより豊富です。
まずは、女の子のランドセルをデザインで選ぶ注意点をご覧ください。
ランドセルのカラーは、何色が良いの?
女の子のランドセルは、男の子のランドセルよりカラーバリュエーションが豊富なので「どの色を選べば良いのか分からない!」となっている親御様も多いかと思います。
お子様が背負うランドセルの色は、本人のイメージにも繋がります。こちらは全国の親御様にアンケートした「現在使っているランドセルカラー」の結果です。
高学年になるほど赤・ピンクの割合が増えますが、入学時はどの色も平均的に使われているようです。お子様の好みや意見を取り入れて、好きな色のランドセルを背負わせてあげましょう。
かわいい刺繍やチャームがついているランドセルは?
女の子向けのランドセルは、刺繍やチャーム(アクセサリ)の装飾が多めですが、少しでも長持ちさせて使うなら、装飾が少ないものを選びましょう。
ランドセルのデコレーションは、基本的に接着剤ではなく縫い糸が使われています。革の表面は防水加工できても、針穴からの浸水は防げないので、縫い目が多いほどランドセルの耐久性が落ちるとお考え下さい。また、雨や衝撃などで金具の劣化・変形も避けられません。
最近だと、自由にデコレーションできるランドセルカバーも流行っています。
お子様の趣味が変わっても、カバーを変えるだけでOKなので安心できますよね。詳しくは「便利なランドセルの付属アイテムまとめ」をご覧ください♪
素材でランドセルを選ぶポイント
ランドセルに使われる素材は、軽さや強度などに関係します。
男の子のように、ランドセルを振り回す・ブン投げる・蹴り飛ばす…ということは滅多になさそうですが、やはり子供が扱うものなので耐久力が高いものを選びましょう。
革のグレードで選ぶ
ランドセルに使われる革は、主に「人工皮革(じんこうひかく)」「牛革」「コードバン」の3つです。
人工皮革 | 牛革 | コードバン |
---|---|---|
値段は安いが耐久力が弱い。市場8割のランドセルは、この人工皮革で作られている。 | 値段は高いが耐久性に優れている。お子様の成長とともに革の風合いも深みを増す。 | 最高品質の革。大人向けのハイブランドにも使用され、強度・高級感・手触りなどが素晴らしい逸品。 |
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女の子にとって、革の素材や強度などは二の次です。お子様に色やデザインを選ばせる場合も、親目線で「耐久性」「高級感」などをチェックしましょう。
》ランドセルの素材は何がいい?牛革、コードバン、クラリーノの違いとは
背中が革になっているものを選ぶ
ランドセルを背負った時のことを考えて「背中にあたる部分」にも注目しておきましょう。この部分は、フィット感・通気性・吸湿性に優れた素材が使われているかを確認してください。
人工皮革
汚れ等に強いが、通気性に難有り。夏場に背負うと蒸れやすい。
天然皮革・ソフト牛革
肌触りが良く、通気性に優れる。夏場に背負っても蒸れにくい。
背中のカット・縫合は好みですが、背中の素材は「天然皮革」「ソフト牛革」が使用されているものを選ぶと快適です。
全かぶせを選ぶ
ランドセルには「半かぶせ」というタイプがあります。
ちょっと大人びた女の子が欲しがるデザインですが、利便性・実用性を考えると「半かぶせ」はオススメできないというのが正直な話です。
- 容量が少ない
- ロッカーに入らない
- 雨具カバーがない
半かぶせの規格によっては、学校や区から配布されるランドセルカバーがかけられないこともあります。
他にも様々なメリット&デメリットがあるので、どうしても半かぶせのランドセルが気になる方は、下記リンク先の記事をご覧ください。
》半かぶせのランドセルってどうなの?メリット・デメリットを解説(仮タイトル)
機能性でランドセルを選ぶポイント
ランドセル本来の役割は、教科書などのお勉強道具を運ぶことなので、デザインや素材だけではなく、カバンとしての性能も確認しましょう。
サイズ・容量が大きいものを選ぶ
ランドセル選びで、ついつい見落としてしまうのが「サイズ選び」です。
ほぼ全てのランドセルにA4サイズの物が入りますが、特別な理由がない限りA4サイズがピッタリ入るランドセルは選んじゃダメです。
A4用紙 | A4クリアファイル | A4フラットファイル |
---|---|---|
210mm × 297mm | 220mm × 310mm | 220mm × 307mm |
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小学校ではA4サイズのプリント・教科書だけではなく、A4のフラットファイルを扱う場合もあります。アウトレットに並ぶ旧タイプのランドセルは、A4用紙ギリギリの規格が多いので注意してください。
ランドセルの軽さってどうなの?
女の子が背負おうものだから…と、ランドセルの軽さ重要視する親御さまが多いのですが、女の子の場合は特にランドセルの重量より「背負い心地」を優先してください。
たとえランドセル本体が軽くても、肩にフィットしないランドセルでは、お子様の肩に強い負担がかかります。それに、軽すぎるランドセルは「強化フレーム」や「革素材」が使われていないので、安全性・耐久性に不安が残ります。
各メーカーが様々な工夫を凝らして「背負い心地」を追求していますが、その中でもセイバンの「天使のはね」は優れています。
ただし、あまりにも軽すぎるランドセルを選ぶのは避けてください。軽いランドセルは「強化フレーム」や「革素材」が最小限しか使われていないので、耐久性に難があります。
女の子の体力にもよりますが、ランドセルの重さは1100g~1300gのものを選んでください。
ランドセル選びで見落としがちな点
ランドセル選びは「デザイン」「素材」「機能性」を見れば間違いありませんが、それ以外でも確認しておきたいポイントをいくつかご紹介します。
ランドセルのメーカー・ブランドも大切に
ランドセルのメーカーは、国内・海外合わせて40社を超えています。
海外メーカーのランドセルは、使い始めて数年で「縫い目がほつれてくる」「金具が壊れてしまった」といった悲惨な声をよく聞くので、刺繍や装飾が多い女の子のランドセルは製造元もチェックしておきましょう!
下記リストは、国産で品質に定評のあるブランド一覧です。
上記のメーカーでランドセルを選んで「チープな物を買わされた!」とはならないでしょう。後は、ランドセルランキングを参考にしながら、デザイン・素材・機能性を比べてください。
学校の規則・規定も確認する
極一部の学校では「学校指定の色がある」「半かぶせランドセルは禁止」などの規則があったりするので、入学予定の校則を予め確認しておきましょう。
オプションを装着できるかを確認する
雨・雪・夕方などに事故のリスクを減らすため、反射板(リフレクター)を装着できるランドセルを選びましょう。それに最近は女児を狙った悪質な犯罪も多いので、女の子の場合は特に防犯ブザーを着用できるランドセルを選ぶことで万が一の犯罪を防ぐことができます。
展示場(ショーケース)でランドセルを買うべき?
女の子のランドセルは、装飾(刺繍・金具・チャーム)などが「写真でみたらかわいかったけど、実際にみると安っぽかった…」ということもあるので、実物を見て確認するのも大事です。
材質・品質を確認したら、ネットで「他にカラーバリエーションは無いか?」「ネット限定の割引キャンペーンはないか?」などを確認しましょう。
女の子のランドセル選びは、
この流れで購入するのが一番です。
ランドセルの展示場が気になる方は、全国のランドセル展示場(ショールーム)まとめの記事をご覧ください。
最後に…
この頃の女の子は、髪型や服装などのおしゃれを意識するようになります。それはランドセル選びも同じで、親と子供の意見が対立するのはよくある話です。
親のほうが先を見据えてランドセルを選べますが、あくまで主役はランドセルを背負うお子様です。意見や好みを聞き入れ、初めてランドセルを手にとった時の、感動とワクワクを優先してあげてください。
このページが、素敵なランドセル選びの手助けになれば幸いです!