6年間の役目を果たしたランドセルは、その後どうするのが一番なのでしょうか。そこで、各ご家庭のランドセル事情を知るために「卒業後のランドセルをどうしたの?」というアンケートを実施しました。
この記事では、先輩ママたちのアンケート結果を添えて、使い終わった「ランドセルの活用方法」と「ランドセルを正しく処分する方法」を解説します。
この記事の目次
卒業生の親にアンケート!卒業後のランドセルはどうしたの?
卒業後のランドセルはどうされたのか、卒業生の子を持つ親にアンケートを実施しました。
3人の子どもが卒業するまでランドセルを保管し、3つまとめてミニランドセルへリメイクをと考えていたのですが、パスケースや小銭入れなどにリメイクできるということを知りました。せっかくお金をかけるなら実用的なものが良い!と思い、それぞれの希望で印鑑ケースとパスケースにリメイクしてもらいました。味があってとっても素敵ですよ。
卒業後はしばらく子ども部屋に飾っていました。しかし、中学になると通学鞄や部活のかばんと荷物がすごい増えたんですよね。娘は「もう捨てちゃってもいいよ」とあっさりしていて、親の方が捨てるのが忍びなかったのですが、クラリーノのランドセルでクタクタだったので処分することにしました。
自宅に置いておくには場所をとるので、一人暮らしをしている祖母の家に保管することになりました。捨てる勇気はないけど、保管していたらしていたで存在を忘れてしまうんですよね…。数年後に祖母の家に行くと、ランドセルに2ℓのペットボトルが入っていました。「防災用バックにちょうどいいのよ」とうまく活用してくれていました。
ミニランドセルに加工してもらいました。時間割表は縮小コピーして元のランドセルにそっくりなミニサイズに仕上げてくれました。場所を取らないし、思い出のランドセルを手元に残して置けるので大満足です。
上の子は卒業して4年、下の子は1年経ちましたが、クローゼットに保管してあります。ランドセルの中に通知表や思い出のものを入れています。いつかは処分しなきゃと思っているのですが、子どもが成人を迎えるくらいまでは手元に置いておこうと思っています。
我が家はアフガニスタンに送る団体に寄付しました。子どもや主人、購入してくれた祖父母にも相談し、「また使ってもらえるなら捨てるよりいいんじゃない」と賛成してもらえたので。送料やアフガニスタンに送るまでの保管料はかかりましたが、人の役に立つならいいかなと思います。
うちは「ジョイセフ」という団体に寄付しました。寄付金や送料などを負担しましたが、取っておいても使わないし、アフガニスタンやカンボジアの子どもたちが使ってくれる方が嬉しいです。
私としては卒業して3年経つし、そろそろ捨てたいけど、寄せ書きしてるから娘は捨てたくないと。娘が捨ててもいいというまでは保管しておくつもりです。
アンケート結果の総評
使い終わったランドセルを「リメイク」「寄付」されているご家庭が見当たりますが、大多数が「処分」「保管」されています。
しかし、保管されている方から「リメイクや寄付できることを知らなかった」という回答もあり、処分以外の活用法を知らないご家庭が多いようです。
卒業後のランドセルはどうするのがベストなの?
ランドセルの状態やお子さまの気持ちを汲み取って、どのように扱うかを決めてください。
卒業後のランドセルは自宅で保管する
ランドセルには6年間の思い出が詰まっていますし、卒業式でランドセルに寄せ書きしたなら、かけがえのない記念品となります。そういった場合は、しばらく思い出に浸りながら、気が済むまで保管しておくのも良いでしょう。
ランドセルは湿気に弱いので「保管する前に天日干し(2~3日)する」「購入時の箱に入れる」「不織布(ふしょくふ)に入れる」「乾燥剤と一緒に保管する」といった方法で保管してください。
家庭ゴミとしてランドセルを処分する
保管・寄付・リメイクの必要がないご家庭は、一般ゴミとして処分しましょう。
ただし、自治体によって「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「粗大ごみ」の判別基準が違うので、ゴミ袋に入れる前に自治体のWEBサイトを確認してください。
》ランドセルをゴミは燃えるゴミ・燃えないゴミ?処分方法まとめ
別の形にリメイクする
ランドセルをまだまだ活用したい方は、業者に依頼して「財布」「コインケース」「パスケース」などにリメイクしてもらうのも良いでしょう。特に本革製品(牛革・コードバン)のランドセルを使っていたご家庭は、小物リメイクとの相性がピッタリです。
》ランドセルをリメイクしよう!思い出に残せるオススメ工房まとめ
世界の子どもたちに寄付する
使い終わったランドセルは、アフガニスタンやカンボジアなどの、資源や環境に恵まれない子どもたちに寄付できます。寄付するには送料が必要ですが、ランドセルを寄付することで世界中の就学に役立てることができます。
》ランドセルを寄付しよう!支援団体の詳細まとめ&寄付する手順を解説
リサイクルショップやオークションに出品する
不要になったランドセルは、リサイクルショップやネットオークションで買い取ってもらう方法もあります。中古ランドセルは需要が少ないように思えますが、
- 経済的事情で新品ランドセルを買えない
- 一時的に代替えランドセルが必要(修理やクリーニング)
- 素材(牛革・コードバン)として欲しい
といった方が購入されています。
ランドセルがキレイな状態で、本革(牛革・コードバン)素材のランドセルなら、良い値段がつくかもしれません。
》中古ランドセルの買取り&販売は、オークション?リサイクルショップ?
卒業後のランドセル活用方法まとめ
卒業後のランドセルは「買い取り」「リメイク」「寄付」など、様々な方法で生かせます。その選択肢を知らずに、何も考えずに捨ててしまうのは勿体無いかもしれません。
卒業後すぐに決めることでもないので、一旦保管し、お子さまとじっくり話し合ってみるのも良いかもしれませんね。