小学校に進学すると、幼稚園のような送迎がなくなるので「事故に遭わないか?」「事件に巻き込まれないか?」などの心配事が増えます。学年によっては1人で下校することもあるので、万が一のトラブルに対して警戒が必要です。
当然、保護者間でも「防犯意識」が高くなっており、最近のランドセルには「防犯ブザーを取り付けるフック」が標準搭載されています。防犯ブザーにも色々な種類があるので、お子さまが使いやすい商品を選んであげましょう。
この記事の目次
子供向けの防犯ブザーとは?
簡単な操作で大きな音が鳴り響くので、小さいお子さまでも問題なく使いこなせます。不審者を驚かせたり、不審者から逃げる機会を作ったり、何かと有効性が高いので、ほとんどの小学生が防犯ブザーを身に着けています。
ランドセルの防犯ブザーを選ぶときのポイント
防犯ブザーは店頭や通販などで購入できますが、あまりにも数が多いので「どれを選べばよいの?」と悩まれる方も多いようです。防犯ブザー選びで抑えておきたい、重要なポイントを挙げておきます。
防犯ブザーの音量は大きいのか?
交通量の多い通学路の場合、小さい音では車の音などにかき消されてしまい、防犯ブザーの役目を果たしません。ボリュームの出力を確認し、最低でも85㏈以上のものを選びましょう。
※ 85db(デシベル)はガード下の騒音と同じくらいの音量
簡単な操作で防犯ブザーを鳴らせるのか?
防犯ブザーは、以下の3タイプがあります。
- 紐を引くタイプ
- 紐を引くタイプ(ボタン機能付き)
- ピンを引き抜くタイプ
それぞれの特徴と扱い方をご説明します。
紐を引き抜くタイプ
紐を引くタイプはとっさに紐をつかみやすい&鳴らしやすいのが最大の特徴ですが、長い紐が何かに引っかかり、意図しないタイミングで鳴ってしまうこともあります。
紐タイプ(ボタン機能付き)
基本性能は「紐タイプ」と同じですが、ボタンで操作することも可能です。ボタンを押している間はブザーが鳴り、ボタンから指を離すと音が止まります。少しでも恐怖を感じたらボタンを押すように、普段から教え込んでおきましょう。
ピンを引き抜くタイプ
ピンを引き抜くタイプは、電池がなくなるか、抜いたピンを刺し直さない限り、音が止まらない仕組みになっています。抜いたピンを遠くに投げ捨てれば、不審者に止められる心配がありません。電池の残量が少ないとすぐに止まってしまうため、定期的に電池を交換しましょう。
ランドセルを背負ったときに邪魔にならないか?
肩ベルトのナスカンやDカンにつけるので、コンパクトで軽量なものを選ぶと邪魔になりませんが、コンパクトすぎる防犯ブザーはオススメできません。防犯ブザーをつけているだけでも不審者を牽制できるので、パッと見で防犯ブザーと分かる物を選びましょう。
耐久性や防水性は問題ないのか?
子どもはランドセルを乱暴に扱ってしまうこともあるので、衝撃に強く壊れにくい防犯ブザーを選びましょう。突然の雨で濡れてしまうこともあるため、防水機能がついたものの方が安心です。
登下校中の事件や事故を防ぐ防犯グッズ
防犯ブザーと合わせて用意することで、更にお子様の登下校を守れるグッズをご紹介します。
反射材でお子様を車などから守る
反射材とは車や自転車のライトが当たったときに、反射して光り、ドライバーに存在を知らせてくれるものです。最近はフィットちゃんの「安ピカッ」ふわりぃの360°全方向反射など、ランドセル自体に反射材がついたモデルも販売されています。
》フィットちゃんランドセルの詳細・口コミへ
》ふわりぃランドセルの詳細・口コミへ
反射材がついていない場合は、反射シールや反射材付きランドセルカバーなどを活用するとよいでしょう。
GPSで登下校中のお子さまを見守る
GPSとは人工衛星を利用した位置情報計測システムです。子どもが無事に家に着いたか知りたい、居場所を知りたいという方に便利なアイテムで、GPS機能がついたものを子どもに持たせておけば、スマートフォンなどでいつでも居場所を確認することができます。
キッズ携帯はメールや電話など連絡が取れるほかに、GPS機能や防犯ブザーもついています。学校帰りに習い事に通ったり、電車通学をしている場合、持っている子も多いですが、小学校によってはキッズ携帯の持ち込みを禁止しているところもあります。また、携帯は持たせたくないという考えの親御さんもいるでしょう。
フィットちゃんのみまもりAI(GPS BoT)はランドセルの中に入れておくだけで、常に居場所を確認することができます。
一般的なGPSでは難しかった屋内や地下での位置特定も可能で、とてもコンパクトなので場所を取りません。子どもの位置情報はスマートフォンなどでチェックでき、親だけでなくおじいちゃん・おばあちゃんなど家族みんなで共有することもできます。
この他にもGPS機能がついた製品はたくさん販売されているので、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
お子様の安全を守る防犯グッズまとめ
小学生になると、子ども1人で行動する機会がグッと増えます。通学路に人通りの少ない道や、見えにくい場所がある場合は防犯対策を徹底しましょう。
防犯ブザーをつけているだけで「上手く鳴らせない」「電池が切れていた」ということがあっては本末転倒です。防犯ブザーの使い方を指導して、定期的な点検を欠かさず行ってください。