ランドセルと最も密着する背中部分は、熱がこもりやすく、汗をかきやすい場所です。それが原因で汗疹(あせも)ができたり、カビや雑菌が繁殖したりする可能性もあるので、背中部分は衛生面に気をつけてください。
この記事では、子どもの背中を守る「背あてパッドの効果」や「背当てパッドの選び方」をご紹介します。
ランドセルの「背あてパッド」とは?
背あてパッドとは、ランドセルの背あてに取り付けるパッドで、吸水性や速乾性が高く、湿気を逃がし、べたつきを防ぐ素材が使用されています。
子どもは体内の水分量が多く、新陳代謝も良いため、大人よりも汗をかきやすい傾向にあります。また、小さな背中に大人と同じ数の汗腺が密集しているため、背中は特に汗をかきやすい部分です。そのため、各メーカーで夏場は背あてパッドの使用が推奨されています。
背あてパッドを選ぶときのポイント
背あてパッドはメーカーによってサイズが違うので、純正品(ランドセルを購入したメーカー)の物を選ぶと良いでしょう。もし販売されていない場合は、以下の点に注意しながら、別メーカーの背あてパッドを選んでください。
①取り外しが簡単なものを選ぶ
背あてパッドの取り付け方法は、主に2タイプあります。
タイプ1
背あてパッドの上部についた紐を、かぶせの内側に通して固定して、下のゴムベルトはランドセルの下部にひっかけます。
タイプ2
肩ベルトを解放し、背あてパッドを肩ベルトとかぶせに通します。背あてパッドが正しい位置にセットできたら、ランドセルの底部にゴムをひっかけて固定します。
夏は頻回に取り外して洗濯することも多いので、肩ベルトを外さなくても着脱できる「タイプ1」がオススメです。
②手入れが楽なものを選ぶ
背あてパッドは「手洗いのみ」と「洗濯機OK」の2タイプありますが、言うまでもなく洗濯機で洗えるタイプだとお手入れが簡単です。
③素材・構造が良いものを選ぶ
背あてパッドは、吸水性・速乾性・通気性に優れた素材のものを選びましょう。
例えば、セイバンの背あてパッドは「モイステックスクール」という吸放湿性・吸水速乾性・べたつき防止・清涼感がある素材を使用しています。また、フィットちゃんでは「3構造メッシュ」になっており、熱気や湿気を逃がす構造になっています。
》セイバンの口コミ・詳細はコチラ
》フィットちゃんの口コミ・詳細はコチラ
人気メーカーの背あてパッド3選
市販の背あてパッドの価格は1,000円~2,000円までと、そこまで高くありません。夏場の登下校を快適にするためにも、1枚ほど用意しておくとよいでしょう。
セイバン(天使のはね)
価格 | 1,620円 |
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取り外し | 簡単 |
お手入れ | 洗濯機で洗える |
カラー | ピンク、ブルー |
取り付けは、背面にパッドをあて、かぶせの内側で留め具を留めます。下部分はランドセルの下にゴムをひっかけるだけと、肩ベルトを外す必要がないので取り付けが楽ちんです。
家庭用洗濯機で衣類と同じように洗濯できるので衛生的!
フィットちゃん
価格 | 1,404円 |
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取り外し | やや面倒 |
お手入れ | ぬるま湯で手洗い |
カラー | ホワイト |
取り付けは、肩ベルトを解放し、かぶせと肩ベルトに背あてパッドを通し、固定します。洗濯機の使用はできませんが、ぬるま湯・中性洗剤で手洗いすることができます。
池田屋
価格 | 1,404円 |
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取り外し | やや面倒 |
お手入れ | 水洗いOK |
カラー | ベージュ |
取り付けは、肩ベルトを解放し、かぶせと肩ベルトに背あてパッドを通し、固定します。吸水速乾加工のメッシュ素材で、水洗いできるので衛生面的です。
しっかりフィットする!フィットちゃんのフィットメイト
フィットちゃんでは、樹脂タイプの背あても販売されています。
低学年のうちは体が小さく、ランドセルと背中の密着が弱いため、ランドセルが上下に揺れて歩きにくくなり、荷物以上の重さを感じてしまいます。
フィットメイトは小柄な子でも背中にランドセルがピッタリとくっつき、ランドセルが軽く感じる構造になっているので、小柄な子でも楽に背負うことができます。また、ランドセルと背中に隙間を作り、通気性も良いため夏場も快適です。
背あてパッドまとめ
背当てパッドはそれほど高価なものではないので、1枚あるだけで夏場の登下校が快適になります。一度汗疹ができるとなかなか治りませんし、ランドセルを背負うことを苦痛に感じてしまうこともあるため、背当てパッドの購入を検討してみては如何でしょうか。
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