ランドセルをいくら大切に扱っても、必ず傷や汚れがついてしまいます。少しでもキレイな状態をキープするには「ランドセルカバー」や「レインカバー」を着用しましょう。汚れ、傷、雨を防ぐだけではなく、夜道での安全性を確保する役割もあります。
この記事の目次
ランドセルカバーの役割
ランドセルカバーとは、ランドセルのかぶせ部分に取り付けるカバーのことを指します。小学校に入学したときに配布される「黄色の交通安全カバー」もその1つです。
ランドセルカバーには色々な役割があります。
- 傷や汚れがつくのを防ぐ
- ランドセルを雨から守る
- ドライバーから子どもを守る
- 友達のランドセルと見分けがつきやすく、取り違い防止になる
- オシャレを楽しむことができる
ランドセルカバーには、車や自転車のライトに反射する「光る反射材」が搭載されたものがあります。薄暗い雨の日や夜道でも、ドライバーからお子さんを守ってくれます。
他にもデザイン性あふれるランドセルカバーで、オシャレを楽しむお子さまもいるようです。
ランドセルカバーを選ぶときのポイント
ランドセルカバーを購入する際は、サイズ、取り付け方法、素材に注意してください。
サイズが合っているランドセルカバーを選ぶ
ランドセルは同じ「○○対応サイズ」でも、メーカーによって外寸が異なります。
ランドセルカバーのサイズは、かぶせ部分の横幅と縦幅を基準にして、Mサイズ(A4クリアファイル対応サイズ)は横幅27㎝以内、Lサイズ(A4フラットファイル対応サイズ)は横幅28㎝以内が目安です。
半かぶせタイプや横型タイプのランドセルには、専用のランドセルカバーがあるのでそちらを購入しましょう。
》半かぶせランドセルってどうなの?メリット・デメリットを解説
サイズが合うか不安な方は、純正(ランドセルと同じメーカー)のランドセルカバーを購入しましょう。もし純正ランドセルカバーがない場合は「まもるちゃん」がオススメです。
まもるちゃんのランドセルカバーは、人工皮革、牛革、コードバンと相性の良い特殊な高性能3層フィルム生地が使用されています。サイズもM・L・LLの3種類あるので、どのメーカーのランドセルにも対応しています。(半かぶせや横型は除く)
まもるちゃんの推奨サイズは以下の通りです。
Mサイズ | Lサイズ | LLサイズ | |
---|---|---|---|
推奨サイズ(横×縦) | 約245㎜×約445㎜ | 約255㎜×約455㎜ | 約265㎜×約470㎜ |
目安 | A4クリアファイル対応 | A4フラットファイル対応 | Lサイズ以上のランドセル |
値段帯も900円~2,000円と、お求めやすい価格となっています。デザインの種類も豊富なので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
》まもるちゃん公式サイト | 大切なランドセルをお守りいたします
サイズを測るときの注意点
サイズを間違えてしまうと、そのランドセルカバーは使い物になりません。ランドセルカバーを購入する際は、必ず外寸を測りましょう。
ランドセルの横幅
横幅はどの位置から測っても構いませんが、斜めにならないよう注意してください。
ランドセルかぶせ部分の縦幅
平らな場所にかぶせを開いた状態で置き、縦幅を測ります。肩ベルト上部(背カン)に固定するタイプは、肩ベルト上部(背カン)の幅も測る必要があります。
この他にも「ランドセルカバー購入時の注意点」や「サイズが合わなかったときの対処法」などが気になる方は、下記リンク先の記事をご覧ください。
取り付けが簡単なランドセルカバーを選ぶ
ランドセルカバーをつけっぱなしにしていると、ランドセルとの隙間にカビが生えてくるので、最低でも週に1回は取り外しして通気性をよくしてください。ここで取り外しが簡単なランドセルカバーを選んでおくと、日々のメンテナンスが楽になります。
取り付けが簡単なのは、かぶせ部分にカバーを通して吊りカン・背カンに固定するタイプ(上記図)です。逆に、肩ベルトを外さないと着脱できないタイプは、取り付けが面倒なのでおすすめしません。
素材が丈夫なランドセルカバーを選ぶ
ランドセルカバーの表面と裏地は、別の素材で作られています。
表面が綿100%のPVC(ポリ塩化ビニール)で、裏面がポリエステル製のものが一般的ですが、両面ともPVCで作られているランドセルカバーはかなり丈夫です。
撥水加工が施されているランドセルカバーを選ぶ
普通のランドセルカバーでも、小雨程度なら「レインカバー」としての役割を果たします。そのため、撥水加工されたものを選んでおくと良いでしょう。
ただし完全に防水できる訳ではないので、雨の日はレインカバーを着用してください。人工皮革のランドセルならまだしも、牛革やコードバンのランドセルは雨水に弱く、劣化を早める原因になります。
反射材がついているランドセルカバーを選ぶ
反射板がついたランドセルカバーは、車や自転車のライトに反射して子どもの存在をアピールしてくれます。薄暗い雨の日や、暗くなるのが早い冬は反射材が大活躍します。
レインカバーは3タイプ
ランドセルカバーとは別に、雨からランドセルを守ることに特化した「レインカバー」があります。レインカバーには以下の3種類があるので、その子に合った使いやすいレインカバーを選びましょう。
1.かぶせタイプ
かぶせタイプのレインカバーは、一般的なランドセルカバーと見栄えが変わりません。商品詳細に「レインカバー」「雨の日用」「雨よけ」などの記載があるランドセルカバーを選ぶと良いでしょう。
付けっぱなしにできるので突然の雨にも対応してくれますが、ランドセルの側面を保護できないので、大雨や横殴りだと濡れてしまう可能性があります。
2.すっぽりタイプ
すっぽりタイプはランドセルの肩ベルト以外、全てを覆うことができます。これなら側面もしっかり保護してくれるので、横殴りの大雨でも安心です。ランドセルカバーをつけた上から被せられるので、着脱の手間も掛かりません。
登校中に装着した場合は、濡れたレインカバーをしまう袋を用意してあげましょう。
3.レインコートタイプ
ランドセル専用のレインコートは、ランドセルを背負ったままでも着ることができるゆとりのある造りになっています。全身を覆ってくれるので、ランドセルだけではなく洋服まで雨から守ってくれます。脱いだ後の処理が少し面倒なので、濡れたレインコートを入れる袋を用意してあげましょう。
サイズが合うランドセルカバーを探すのが困難な「半かぶせ」でも、すっぽり入るのでオススメです。
ランドセルカバー・レインカバーまとめ
ランドセルがボロボロになってしまうと、景観劣化から愛着が薄れてしまうこともあります。ランドセルは綺麗に使うに越したことがないので、ランドセルカバーやレインカバーの使用は大変おすすめです。