【障がい児用】車椅子に対応するランドセルまとめ

車椅子に対応する障がい児用ランドセルまとめ

子どもにとってランドセルを背負って小学校に通うのは憧れですし、子どもがランドセルを背負う姿を見るのは親としての楽しみでもあります。しかし、身体に合ったランドセルが見つからず、ランドセルを背負いたくても背負えないお子さんもいらっしゃいます。

この記事では、障がいを持ったお子さんでも背負える障がい児用オーダーメイドランドセルについてご紹介します。

障がい児用のランドセルとは?

障がい児用のランドセルとは、障がいを持った子どもでも扱えるように工夫されたランドセルです。

障がいと言っても、手足に麻痺のある身体的なものから発達障害までさまざまであるため、基本的には障がい児用ランドセルはオーダーメイドとなります。指先に麻痺があっても簡単に操作ができたり、ランドセルを車椅子につり下げることができるなど、一人一人の子に合ったランドセルです。

障がい児用ランドセルを選ぶときのポイント

障がい児用ランドセルをオーダーメイドするときのポイントをまとめました。

①軽くて背負いやすいランドセル

ランドセルは背負いやすいことが大事!

重すぎたり、背負い心地が悪いことが原因で、ランドセルを背負うことがストレスに感じてしまう子もいます。軽い素材を選んだり、ナイロン製の肩ベルトにするなど少しでも軽くて背負いやすいランドセルを選んであげましょう。

また、悪気はなくてもランドセルを多少乱暴に扱ってしまう子もいますので、壊れないような丈夫な造りのランドセルがおすすめです。

②車椅子へ取り付けができる

車椅子に取り付けることをメインとしたランドセルもあれば、背負うことも車椅子に取り付けることもできるタイプもあります。お子さんの通学スタイルに合ったランドセルを選んであげましょう。

③鍵の開閉が簡単

ランドセルの鍵は手先を器用に使えない子にとってとても難しい作業です。自動ロックタイプもありますが、錠前に差し込む作業が難しかったり、ロックはできても開けるのが難しい子もいます。マジックテープや障がい児用に開発された特殊な鍵など、自分で操作できる鍵を選んであげるとよいでしょう。

④持ち手がついている

持ち手があれば、学校のロッカーへの出し入れがしやすく、送迎時など親がランドセルを持つときも持ち手があると便利です。

⑤開け閉めがしやすい

ファスナーの取っ手部分にループがついていれば、手先が上手く動かせない子でも開け閉めができることもあります。ファスナーにキーホルダーをつけるなど、握りやすくしてあげるのもよいでしょう。

ふわりぃのオーダーメイドUランドセルの特徴と機能

ふわりぃ

現時点では、障がい児用ランドセルを販売しているのはふわりぃだけです。他メーカーのランドセルと遜色のないデザイン・仕上がりで、全国肢体不自由児・者父母の会連合会にも推奨されています。

ふわりぃの口コミ・詳細はコチラ

本体の形状

障がい児用のランドセル

本体の形状は、全かぶせ・半かぶせ・横型の3種類があり、オプションの追加でお子様に適したカスタマイズが可能です。オーダーメイドと聞くと高額になるイメージがありますが、お値段も3万円~4万円台で購入できます。

どのタイプも車椅子に取り付けができますが、背負っても使う場合は「Aタイプ(全かぶせ)」か「Bタイプ(半かぶせ)」がおすすめです。

開閉錠

障がい児用のランドセルの開閉錠

開閉錠は「マジックテープタイプ」「ワンタッチマグネットロック」「ふわりぃロック」の3タイプがあります。お子様の指先にどこまで力が入るのかで、最も適したも開閉錠を選びましょう。

マジックテープタイプ

マジックテープタイプは、指先に麻痺があっても弱い力で操作できます。また、金具がつかないのでランドセル自体の重量も軽減することができます。

ワンタッチマグネットロック

ワンタッチマグネットロックは、かぶせを閉めて軽く押すと自動的にロックされるので力がいりません。ただし、開ける時は手動なので指先に麻痺があれば少し難しいかもしれません。

ふわりぃロック

ふわりぃロックは、開ける時はワンタッチ、閉める時は錠前を置くだけで簡単にしまるので、指先の軽い麻痺であれば操作可能です。

肩ひも

肩ひもは「ふわりぃ肩ひも」と「らくらく肩ひも」の2タイプがあります。

ふわりぃ肩ひも

肩ひもに柔らかいクッション素材が入っている&付け根から立ち上がった構造なので、肩にしっかりフィットします。

らくらく肩ひも

筒織ナイロンの肩ひもで縁はクラリーノでトリミングされていて、左右㎜単位で長さを調整できます。車いすにかけて使用することもあるなら「らくらく肩ひも」がおすすめです。

背カン

障がい児用のランドセルの背カン

背カンは「フリフリ背カン」という、肩ひもが左右に動くタイプの背カンです。らくらく肩ひもの場合はぬい込み固定が可能で、左右に広がらないようにすることもできます。車いすにかける機会が多い方はぬい込み固定がおすすめです。

オプションで追加できる機能

その他にもオプションで追加できる機能もたくさんあります。通常のオーダーメイドランドセルと同じように本体カラーや内装のデザイン、飾りかぶせ鋲、ネーム刺繍など可愛くアレンジすることもできます。

障がい児用のランドセルのオプションで追加できる機能

また、車椅子用ループと言って車椅子の押し手にかけるためのループや、車椅子に固定する車椅子固定ベルト、取っ手がつかみやすいシリコン製の引手ループもあります。

ふわりぃのオーダーメイドUランドセルのラインナップ

ふわりぃのオーダーメイドUランドセルは以下の3タイプがあります。

Aタイプ(コンパク型・全かぶせタイプ)

障がい児用のランドセルAタイプ

価格(税込) 47,300円~
重量 約870g~
車椅子へ取り付け 可能
背負い 可能
カラー 17種類

最もスタンダードな形で、重量は870g~と一般的なランドセルに比べるととても軽いです。見た目は周りの子と近い方がいいという方はこのタイプがおすすめ。
カラーは17種類と豊富で、好きな色を組み合わせてランドセルをオーダーしていきます。

Bタイプ(コンパクト型・半かぶせタイプ)

障がい児用のランドセルのBタイプ

価格(税込) 46,200円~
重量 約800g~
車椅子へ取り付け 可能
背負い 可能
カラー 17種類

こちらは半かぶせタイプのランドセルで、かぶせが短い分、Aタイプよりも少し軽いです。施錠部分がかぶせの中央にあるので、指先が上手く動かせない子でも開閉しやすいです。

Cタイプ(よこ型タイプ)

障がい児用のランドセルのCタイプ

価格(税込) 45,100円~
重量 約830g~
車椅子へ取り付け 可能
背負い 不可
カラー 17種類

Cタイプは、背負うことを想定して作られておらず、主に車椅子で通学される方におすすめのタイプです。背負うこともできますが、背負うと横幅が肩からはみ出して危険です。

ふわりぃ公式サイトでは、それぞれのタイプのオーダーメイドUランドセルをシュミレーションで作ってみることができるよ♪

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