半かぶせランドセルは、見た目がオシャレで魅力的です。でも、購入になかなか踏み切れないのは少数派になることと、使い勝手ですよね。見た目以外に、機能性としてはどうなのか?半かぶせのランドセルのメリット・デメリットと、実際に購入した方の口コミを集めてみました。
この記事の目次
半かぶせランドセルとは?
一般的なランドセルは縦型の全かぶせタイプですが、半かぶせタイプのランドセルもあります。半かぶせタイプは、かぶせがランドセル本体の底まで覆っておらず、半分までしかないランドセルです。施錠部分が背面についており、横型タイプと縦型タイプがあります。
半かぶせのランドセルを使っている子の割合
半かぶせタイプのランドセルは、今から10年ほど前に流行しました。現在は全かぶせタイプが主流ではありますが、実はここ数年、半かぶせタイプのランドセルカバーなど半かぶせに対応したグッズも増え、半かぶせを購入する子が少し増えつつあるのです。
実際どれくらいの子が半かぶせタイプを使っているのかというと、学校や地域によっても変わりますが、縦型の半かぶせは学年で数人程度、横型となると学校全体で数人程度です。
半かぶせランドセルのメリット・デメリット
全かぶせと比較した半かぶせランドセルのメリット・デメリットを挙げてみました。
メリット | デメリット |
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半かぶせのランドセルは、施錠部分が下にないのでランドセルを立てて置いた状態での荷物の出し入れがしやすく、横置きした時もかぶせが短い分、場所を取りません。
全かぶせの場合は錠前の金具が2~3段階調整できるようになっているため、荷物をたくさん入れても閉まりますが、半かぶせの場合は調整ができません。また、横型の半かぶせタイプはロッカーに入らない可能性もありますので、事前に小学校に確認しておいた方がよいでしょう。
半かぶせランドセル実際に使っている子の口コミをチェック!
半かぶせランドセルを愛用している保護者さまの、悪い口コミ&良い口コミを抜粋します。
半かぶせランドセルの悪い口コミ
半かぶせのデザインが可愛いくて娘も気に入ったので購入しましたが、入学時に配布されるランドセルカバー(黄色の交通安全)のサイズが合わなくて苦労しました。黄色のカバーがないまたは強制ではないなら、半かぶせのランドセルでもいいと思います。
うちは横型の半かぶせタイプを購入しました。見た目はとてもかわいいなと思ったのですが、幅がありすぎてロッカーに入らないなどの困ることがあります。半かぶせにしたことは後悔していませんが、縦型にすればよかったなと思いました。
親としては半かぶせを持っている子がほとんどいないので、後ろ姿で娘を発見できるし良かったのですが、娘は周りと一緒じゃないと最初の頃は少し嫌がっていました。でも、本当に最初だけで今はランドセルのことは何も気にしていません。
1年生のときに配布される「黄色の交通安全カバー」が取り付けできなくて苦労したという口コミもありましたが、半かぶせランドセルを購入して後悔したという方はほとんどいませんでした。
半かぶせランドセルの良い口コミ
縦型の半かぶせだったので、大きさは一般的なランドセルと変わらないですし、雨の日はカバーをかぶせていたので、特に困ったことはありませんでした。
開閉部分が下にないので、立てたままでも荷物の出し入れがしやすくて使いやすいと言っていました。かぶせ部分に荷物を挟んでいる子はほとんど見かけないので、特に不自由することはありません。
半かぶせランドセルのカバーも販売されていたので、特に困ることはありませんでした。むしろ珍しいランドセルということで、周りから可愛いと言われることが多く、褒められてさらに気に入っているようです。
半かぶせランドセルを選んだ保護者さまからは「使い勝手で困ったことがない」「おしゃれで可愛い」という意見が多いようです。まだまだメジャーな規格ではありませんが、選択肢の1つとして考えて良いでしょう。
半かぶせランドセルが購入できるメーカー
半かぶせランドセルを販売しているメーカーは、それほど多くありません。販売されていてもデザインの種類が少ないので、選択肢は狭くなります。
LIRICOの半かぶせランドセル
LIRICOのランドセルは、フォルムやデザイン、刺繍など細部までとことんこだわっていて、他のメーカーにはない特徴的なデザインのランドセルです。全かぶせと半かぶせの両方のランドセルを販売しています。
LIRICOは半かぶせのランドセルの種類が豊富で、女の子モデルはとくに刺繍や色合いが可愛いため、おすすめです。
池田屋の半かぶせランドセル
池田屋は創業60年以上の老舗ランドセルメーカーで、シンプルで飽きの来ないデザインが特徴のランドセルです。半かぶせランドセルは半かぶせには珍しい牛革で、レトロな風合いでとても品があります。
堀江鞄製造の半かぶせランドセル
堀江鞄製造は小さな工場であるため、大量生産はしていませんが、1つ1つ丁寧に職人技が詰め込まれたランドセルです。シンプルだけどシンプル過ぎない、とてもオシャレなデザインが特徴です。
キッズアミの半かぶせランドセル
キッズアミは100年余りの歴史を持つ老舗ランドセルメーカーです。熟練の職人技が詰め込まれた高品質のランドセルで、ランドセルで初めて文部大臣賞を受賞しています。キッズアミは半かぶせの縦型、横型どちらも販売されています。
VONDSの半かぶせランドセル
VONDSは2017年から販売が開始されたまだ新しいランドセルブランドです。VONDSのランドセルは刺繍や飾りのないシンプルなデザインですが、造りが個性的です。一般的な半かぶせとは違い、見た目は全かぶせに近いですが、施錠部分はかぶせの下部についています。
半かぶせランドセルはどれを選べばよいの?
半かぶせランドセルを製造しているメーカーは限られていますが、それぞれの特徴や強みが違います。
デザイン性・オシャレ感で選ぶなら「LIRICO」が軍を抜いていますし、機能性・素材・品質で選ぶなら「池田屋」で間違いありません。
しかし一番大切なのは、お子様の意見です。デザインだけではなく、背負い心地も癖があるランドセルなので、一度展示会へ足を運んでみるのも良いでしょう。