ランドセルの壊れやすい部位とは?故障原因と対策まとめ

ランドセルの壊れやすい部位とは?故障原因と対策まとめ

ランドセルは頑丈に作られていますが、子供が6年間使う物なので何かしらのパーツが壊れてしまうのは珍しい話ではありません。

でも、ランドセルは6年間無料で修理してくれるんでしょ?と、安心されている方も多いようですが、無料で修理してもらえるのは経年劣化による故障だけです。故障の状態・経緯によっては有償修理になってしまうので、壊れやすいパーツには普段から気をつけておきましょう。

ランドセルの壊れやすい3部位と対策

ランドセルの各パーツで「特に壊れやすい3部位」と「パーツを壊さないための対策・注意点」についてご説明します。

お子さまが誤った使い方をした場合は、優しく教えてあげてください。正しい扱いをすれば、故障とは無縁に6年間しっかり使えます。

壊れやすい部位①背カン

背カンとは、ランドセル本体と肩ベルトを繋ぐ部分の名称で「固定型背カン」「非連動型背カン」「連動型背カン」の3種類があります。

それぞれの特徴と、採用メーカーは以下の通りです。

固定型背カン

固定型背カン

背カンがランドセル本体に固定されているため、肩ベルトが開きません。部品が少ないので故障率は低めですが、肩ベルトの幅が固定されているので着脱が窮屈です。

採用メーカー:3万円台のランドセル中国製ランドセルに多い。

非連動型背カン

非連動型背カン

左右の肩ベルトが、別々に動くタイプの背カンです。体の動きに合わせて背カンが動くので、走っても肩ベルトが浮くことがなく、肩にしっかりフィットします。体感重量も軽く感じるので、体力がない&小柄なお子さまにぴったりです。

採用メーカー:フィットちゃん・萬勇鞄・鞄工房山本・カバンのフジタ・モギカバン・中村鞄製作所・ニトリ・土屋鞄・澤田屋・LIRICO・ララちゃん・池田屋など

左右連動型背カン

左右連動型背カン

右の肩ベルトを20度開けば、左も連動して20度開きます。左右の肩ベルトが同じ角度になり、常にランドセルが体の中心にあるため「着脱しやすい」「姿勢正しく背負える」といった効果があります。

採用メーカー:セイバン

結局、どの背カンが故障に強いの?

固定式背カンはほとんど見られなくなり、今は可動式背カンが主流となっています。肩の負担が軽減されるようになりましたが、背カンが複雑な構造になった分、固定式背カンより故障率が高めです。

ランドセルは持ち手を持って運ぼう

ランドセルの背カンは、最も故障・トラブルが多い部位です。

  • 片方の肩ベルトで背負う
  • 背カンを摘んで持つ

このような扱い方をしているとすぐに壊れてしまうので、ランドセルを持つ場合は「持ち手を持つ」「両方の肩ベルトを一緒に持つ」などを意識してください。

背カンは特別な素材が使われているから、自宅で直すのは難しいの。故意に壊していなければ6年間保証の対象になるから、下手にいじらずメーカーに修理を依頼しましょうね。

壊れやすい部位②肩ベルト

壊れやすい部位②肩ベルト

肩ベルトは、ランドセルを背負う際に一番負担がかかる部分です。

この部位に関しては、取り扱い方というよりランドセル本来の品質に左右されます。本革製の肩ベルトは耐久性が高く、よほど乱暴に扱わない限りちぎれることはありません。

しかし、質の悪い人工皮革を使用していると、

  • 肩ベルトがちぎれてしまう
  • ベルト調整の穴が広がってしまう
  • ヒビ割れする
  • 亀裂が入る

といったケースが報告されています。

肩ベルトがダメな素材だと6年間使いきるのは難しいので、信頼できるメーカー・工房のランドセルを購入しましょう。

肩ベルトが立ち上がったタイプってどうなの?

最近は、肩ベルトの根元を立ち上げているタイプが多くなっています。ベルト内部に特殊な樹脂を入れているので強度や機能性は向上しますが、背カンと肩ベルトの境目に負荷がかかってしまいます。

肩ベルトは体型に合ったサイズに調整を!

肩ベルトは7~8段階で長さの調整ができます。身長・体型・服装にあった長さに調節することで、ベルトだけではなく身体への負担も軽くできます。

ロッカーからの出し入れは丁寧に

ロッカーや棚からランドセルを出す時に、肩ベルトを引っ張って出すことは避けましょう。持ち手や吊りカンを持って引き出すことで、肩ベルトの寿命を伸ばすことができます。

ランドセルの置き方にも注意する

肩ベルトのヒビ割れ・折れ癖・シワは、ランドセルを置き方に注意しましょう。肩ベルトだけではなく、型崩れを防ぐこともできます。

ランドセルの正しい置き方とは?

ランドセルが壊れてしまった際の対処法

肩ベルトの破損は基本的に6年間保証の対象となりますが、メーカーによって保証基準に差があるので、一度購入したメーカーに問い合わせてみましょう。経年劣化によるちぎれであれば無料修理してもらえますが、友達とじゃれあっていてちぎれた場合は有料修理となります。

肩ベルトは特に負担がかかる部分だから、すごく硬い革が使われているんだ。自宅で縫って直すには太い針と専用の糸が必要だし、かなり頑丈に縫わないとまたすぐにちぎれてしまうよ。お金がかかっても、メーカーに修理を依頼しようね!

壊れやすい部位③錠前・ベロ

壊れやすい部位③錠前・ベロ

錠前(じょうまえ)はランドセルの鍵の部分で、ベロは錠前とかぶせを繋いでいる部分です。

錠前には「自動ロックタイプ」「手動タイプ」の2種類がありますが、最近は錠前を合わせるだけで鍵が閉まる自動ロックを採用するメーカーが増えています。

自動ロックは錠前が奥までしっかり入らないとロックされないので、荷物が多いと力ずくで錠前をはめこもうとする子供もいますが、故障の原因となるので止めさせてください。また、砂やゴミなどが入ると上手く回転しないこともあり、手動ロックよりも故障率が高い傾向にあります。

ベロは丈夫に作られていますが、ランドセルを近くに引き寄せる時に引っ張ったり、荷物量が多い時にベロを引っ張ったりするとちぎれてしまいます。

錠前やベロに負担は厳禁!

  • 自動ロックは手動で閉めない
  • かぶせに荷物を挟まない
  • 荷物を詰め込み過ぎない
  • ベロを引っ張らない
  • 砂や小石がある場所にランドセルを置かない

これらに気をつければ、錠前やベロが故障することは滅多にありません。

自動ロックは壊れても手動として使えますが、ベロがちぎれた場合は話が別です。ランドセルとしての機能を損なう上に、有償修理となる可能性が高い部位なので、注意して扱ってください。

ナスカンは安全面を考慮して外れやすくなっている

ナスカンは安全面を考慮して外れやすくなっている

ナスカンはランドセルの両サイドに取り付けられている金具の部分で、中に入り切らない荷物を取り付ける役割を果たします。ただし、ナスカンにぶら下げている袋が電車の扉に挟まったり、車や自転車に引っかかったりする事故を防ぐため、20㎏前後の負荷がかかると外れる仕組みになっています。

ナスカンは6年間保証で無料修理が可能なので、壊れてしまった場合は購入したメーカーに問い合わせてみましょう。

いくら外れるからと言って、ナスカンに紐の長い荷物や重たい荷物をかけるのはとっても危険だよ!長い紐は巻き込み事故が怖いし、重い荷物は重心が偏って身体への負担が凄いの…。

ランドセルの壊れやすい部位まとめ

ランドセルの6年間保証が対象になるのは、経年劣化による故障のみです。不注意・故意・誤った取り扱いによる故障は有償修理となるので「肩ベルト」「背カン」「錠前」「ベロ」「ナスカン」は、メーカーが推奨している通りに正しく扱いましょう。

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